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症例報告

腰部脊柱管狭窄症に対しての鍼治療

平成31127

森脇 安浩

腰部脊柱管狭窄症に対しての鍼治療

はじめに
 先生方も沢山診る機会があるだろうと思います。私も腰部脊柱間狭窄症の患者さんを診る機会が続けてありました。治療の経過で、あるポイントの触診所見の変化を起こすことでより有効な症例がありましたので報告致します。

症例報告

症例@
氏名       Nさん
年齢       70
性別       男性
職業       農業
初診       平成29年3月8日
主訴       腰殿部痛 下肢の痺れ 間欠性跛行
以前から慢性的な腰痛はあった。最近23ヶ月くらい前から腰痛だけでなく「下肢の痺れ」「間欠性跛行」の症状が強くなり、整形外科でMRIを撮影。「腰部脊柱管狭窄症」と診断された。整形外科に1ヶ月通院したが症状に変化がなく来院。100m位しか歩行できず、5分〜10分程度しか立位を保てない。

治療       腰殿部痛が強いため腰部から殿部を中心に刺鍼。
使用鍼 0.18mm×40mm
経過       平成2938日〜428日まで計4回治療。
平成301031日に違う症状で来院された時には腰痛はあるが殿部痛・下肢の痺れ・間欠性跛行の症状は出ていない。
触診所見の変化    当初は特に右腰部起立筋〜坐骨結節周囲までの緊張が強かったが、腰部起立筋の緊張は取れると腰部の症状が改善し、坐骨結節周囲の緊張が取れていくと下肢への症状も改善した。
症例A
氏名       Kさん
年齢       57歳
性別      
職業       デスクワーク
初診       平成28年5月28日
主訴       左殿部・下腿外側に痺れと痛み 間欠性跛行
1ヶ月くらい前から左殿部・下腿外側の痺れと痛みが強くなり、整形外科を受診。MRIを撮影し「腰部脊柱管狭窄症」と診断。日によって差はあるが1分〜15分くらい立位でいると症状が増悪する。
治療       殿部から下肢への症状が強いので殿部を中心に刺鍼。
使用鍼    0.16mm×40mm
     0.18mm×40mm
     0.18mm×50mm
経過       平成28528日から週1回〜2回の間隔で治療。殿部から下肢への症状が落ち着き数ヶ月間気にせず生活が出来て来院されていない期間もあるが、現在も継続して治療している。
触診所見の変化    左腰部起立筋や左中殿筋・大殿筋の緊張を取り除いていくと左坐骨結節周囲の緊張が残るので深度に注意して処置。左坐骨結節周囲の緊張が変化すると殿部から下肢への症状が改善する。

考察 
二人とも状態や条件は違うが医療機関でMRI撮影して「腰部脊柱管狭窄症」と診断されて来院されている。触診所見としては腰部から殿部にかけて緊張しており、治療が進むにしたがって坐骨結節周囲に強い緊張が残ってきた。この触診所見の状態を変化させることによって症状の改善に繋がった症例である。

まとめ
「腰部脊柱管狭窄症」はMRIの普及による診断数の増加・高齢化による罹患率が上昇という要素により患者数は増加している。これから私たちの対応する患者数も増加してくると見込まれるだろう。今回は、腰部脊柱間狭窄症の中でも多い軽度〜中等度で緊急性を要していない症例であり、初期治療で症状の改善がみられるケースと長期的な治療で症状をコント―ロールしていくケースを取り上げた。2症例とも坐骨結節周囲の強い緊張を変化させることで症状の改善がみられた。この他の様々な病態・症状にも対応できるよう、これからも症例数を重ねてより腰部脊柱間狭窄症の症例に対して鍼治療の有効性を高めていきたい。

 

 

 

 

 

 














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