信愛ホーム九州地区同窓会に参加する為、福岡県まで行ってきました。
石橋大海先生の講演を受け、肝炎についてお話を聞く事ができました。
その内容について少しご紹介させて頂きます。

【ウイルス性肝炎の分類】

	A型肝炎	B型肝炎	★C型肝炎	D型肝炎	E型肝炎
感染経路	経口 （食べ物→貝　類[牡蠣など　]）	血液	血液 （性行為・か　つては輸血　）	血液	経口 （食べ物→生　肉[猪・鹿な　ど]）
急性慢性	急性・一過性	慢性	急性・慢性化率高い(7割)	慢性	急性・一過性
劇症肝炎	100人に1人劇症化あり	100人に1人劇症化あり	まれに劇症化する	まれに劇症化する	劇症化あり
傾向	・衛生環境に　よって減少　していたが　、また増加　傾向	・母子感染　→慢性 ・大人で感染　→急性、一　過性 ・欧米型増加　（性行為）		・日本では感　染少ない	・日本に少な　く、東南ア　ジアに多い

　
★C型慢性（ウイルス性）肝炎の新治療

　　最新ニュース！

　・平成26 年9月から
　　　経口抗ウイルス薬アスナプレビル（スンベプラ）
　　　ダクラタスビル（ダクルインザ）
　　 の新薬が使えるようになりました。
　
　・今まで副作用の強かったインターフェロン注射を行わない治療で副作用が少なくなります。
　　 インターフェロン治療が行えない・ウイルス排除できなかった患者さんが対象になります。

　・新しい治療法ですので、治療適応については肝臓専門医に十分相談してください。


　石橋　大海（いしばし　ひろみ）先生
　　　　　　　　　　　　　　プロフィール

　　2002年10月　独立行政法人国立病院機構長崎医療センター臨床研修センター長
　　2004年４月　 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科肝臓病学講座教授


　・C型慢性（ウイルス性）肝炎の新薬を使った治療は、
　　 治りにくい肝硬変・肝臓がんの予防にもなります。

　　〜治療院にて冊子をお渡ししております。〜